皆さん、「世界気候エネルギー首長誓約(世界首長誓約)」というものをご存じですか。
全世界的な環境への取り組みのひとつで、パリ協定の目標の達成に地域から貢献しようとする自治体が、その旨を誓約し、そのための行動計画を策定した上で、具体的な施策を積極的に進めていこういうものです。
誓約のポイントは
①持続可能なエネルギーの推進
②温室効果ガスの国の目標以上の削減
③気候変動の影響への適応に取り組む
の3つです。エネルギーの地産地消や温室効果ガス削減といった環境政策に世界的な規模で取り組みます。
この世界的な規模で取り組むコンソーシアム「世界首長誓約」に東北の自治体で初めて富谷市が参加を表明。7月27日、富谷市役所にて誓約書の署名式が開催されました。同席した「世界首長誓約/日本」の杉山範子事務局長は「現在、気候変動に対応する取り組みは世界的に求められています。ぜひ、富谷市には東北全体をけん引してほしいと思います」と期待の言葉を述べられました。
ゼロカーボンシティ実現に向けて取り組みを加速
平成29年度から令和3年度までの5年間は、「とみやからはじまる未来のくらし」をテーマに低炭素水素の民生利用に向けた環境省委託事業「地域連携・低炭素水素技術実証事業」等に取り組んできた富谷市。
令和3年2月には、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を宣言し、令和4年3月には、富谷市がゼロカーボンシティを目指すために必要な施策等を示した「富谷市2050年ゼロカーボン戦略」を策定しました。
今後富谷市は市をあげてゼロカーボンの取り組みを加速させます。それぞれの目標や行動計画などを定め、2年おきに進展の状況を日本事務局に報告していく予定です。